産後の膝が痛む本当の理由|ホルモン・筋肉・姿勢が関係していた!

産後の膝が痛む本当の理由|ホルモン・筋肉・姿勢が関係していた!
出産後、「立ち上がるときに膝がズキッと痛む」「階段の昇り降りがつらい」と感じるママはとても多いです。
実はその膝痛、ホルモンや筋肉、姿勢など、産後特有の変化が複雑に関係しているのです。
今回は整体院の視点から、産後の膝痛の原因と、正しいケア方法を詳しく解説します。
1. 産後の膝痛はなぜ起こるのか?一般的な原因と特徴
出産後数週間〜数ヶ月の間に現れる膝痛。軽い違和感から歩行が困難になるほどの痛みまで、人によって症状はさまざまです。
主な原因は、体重の変化・筋力低下・抱っこや授乳による姿勢の乱れなど。
しかし、それだけではありません。ホルモンの影響による関節のゆるみや骨盤の歪みなど、全身のバランスが関係しています。

「そのうち治る」と放っておくと、膝痛が慢性化して腰痛や股関節痛につながることもあります。
膝の痛みは体のサイン。早めに原因を見極め、正しいケアを始めましょう。
2. ホルモンバランスの変化が膝に与える影響
産後の女性の体では、ホルモンバランスの急激な変化が起こります。
特に「リラキシン」というホルモンは、出産時に赤ちゃんが産道を通りやすくするため、骨盤や関節をゆるめる働きを持っています。

このリラキシンの影響は膝にも及び、関節の安定性が低下。
立ち上がる・しゃがむ・階段を上るなどの動作で膝に負担がかかり、痛みを感じやすくなります。
さらに授乳中も分泌が続くため、膝痛が長引くこともあります。
つまり、産後の膝痛にはホルモンの影響が深く関係しているということ。
「なぜこんなに痛いの?」と思っても、それは体が回復途中である証拠です。
3. 筋肉のバランス崩壊と姿勢の変化が膝痛を悪化させる理由
出産を経て骨盤が開き、太ももやお尻の筋力が低下すると、膝を支える力が弱まります。
その結果、膝関節への負担が増し、動作のたびに痛みが出やすくなるのです。

また、赤ちゃんを片側で抱く・背中を丸めて授乳する・片足に体重をかけるといった習慣は、骨盤の歪みや姿勢の崩れを引き起こします。

骨盤が歪むことで下半身の筋肉バランスが乱れ、膝の動きがスムーズにいかなくなります。
産後の膝痛は「膝だけの問題」ではなく、骨盤・筋肉・姿勢の連動が崩れた結果。
整体では、全身のバランスを整えることで膝への負担を軽減していきます。
4. 整体的アプローチによる改善法とセルフケアのコツ
整体ではまず、骨盤・股関節・膝の連動を整える施術を行い、全身のバランスを取り戻します。
特に重要なのは、骨盤の安定と太もも・お尻の筋肉の活性化です。
さらに、自宅でもできるセルフケアとして以下の方法がおすすめです。
- 太もも裏ストレッチ:ハムストリングスを緩めて膝の負担を軽減
- お尻の筋トレ:骨盤を安定させて下半身のバランスを整える
- 正しい姿勢の意識:膝を内側に入れず、体重を均等にかける
「整える → 動かす → 支える」という順序でケアすることで、無理なく回復が進みます。
毎日少しずつ行うことが、痛みのない体を取り戻す近道です。
5. 放置せず、正しいケアを続ける重要性
「産後の膝痛はそのうち治る」と放置してしまうと、腰痛や股関節痛、姿勢の崩れに発展することもあります。

根本的に改善するには、以下の3つを意識しましょう。
- 整体で体のバランスを整える
- セルフケアで姿勢・動作を見直す
- 正しい使い方を生活習慣にする
ママの健康は、家族全員の笑顔につながります。
「少し痛いけど我慢できる」ではなく、「少しの違和感のうちにケアを始める」ことが大切です。
膝の痛みは体からのサイン。今こそ、自分の体を整えるタイミングです。
まとめ|産後の膝痛を根本から改善するために
産後の膝痛は、ホルモン・筋肉・姿勢・骨盤のバランスなど、複数の要因が重なって起こります。
しかし、整体で体を整え、自宅でストレッチや姿勢改善を続けることで、膝の痛みは必ず改善していきます。
痛みを我慢せず、早めにケアを始めてください。
ママの体が整えば、育児も家事もずっと楽になります。
元気な体づくりで、笑顔の毎日を取り戻しましょう。
ぐり整骨院・整体院
院長 石栗 裕太
新潟市江南区天野3-38-24
025-256-8242
「産後の整体からダイエットまでトータルケア」をモットーに施術しています。











