産後の骨盤ベルトは絶対に必要なのか?
こんにちは、ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
新潟県新潟市江南区で慢性的な不調の整体や産後骨盤矯正、産後整体などの施術を得意としています、ぐり整骨院の院長石栗です。
今回のテーマは産後の骨盤ベルトは絶対に必要なのか?というテーマです。
産後の骨盤ベルトをしなかった
『産後に骨盤ベルトをしなかったから歪んでいないか?腰痛にならないか?色々と体が心配で…』
当整骨院には産後骨盤矯正や産後施術で来院される方でこのような事をお話される方がいらっしゃいます。
結論から言ってしまうと当院では
「骨盤ベルトはしなくても問題ありません!」
とお伝えしています。
それはなぜか?
そもそも産後の骨盤は自力で戻る力が働く
妊娠から出産にかけては骨盤は出産できるような形に徐々に変化していきます、【骨盤が開く】と表現されるのが起きている時期になります。
出産時には上記の図の仙骨、腸骨が動くことで骨盤の下部が開き出産することが可能となります、出産し終えると反対に元の位置に戻るような動きを起こして骨盤下部が元の位置に戻っていきます。
さらに出産前の状態に骨盤が落ち着くのが3ヶ月かかるといわれております。
そうすると問題となるのが骨盤ベルトで骨盤をしめる必要があるのか?という事ですが、当整骨院で骨盤ベルトはしなくても大丈夫と言っている理由が下記になります。
骨盤の開く方向とベルトでしめる方向は違っている
出産時に骨盤が開く方向と骨盤ベルトで骨盤をしめる方向はちがっているのでベルトでしめてもあまり大差はないというのが最大の理由です。
出産時に動く腸骨の動きは上記の図の赤矢印の方向に動きます、中心部分に向かって動いている状態になります、
出産後は上記の図のように体の外方向へ動くような力が働くようになります。
こう考えると骨盤ベルトでしめるのは体の内側方向になるため特に必要ないという結論となっています。
骨盤ベルトをした方が良い場合もある
骨盤ベルトは絶対に必要ない!というわけではなく、
もちろん骨盤ベルトなどをしておいた方が良い場合もあります。
・出産後に骨盤がグラグラする
・歩きずらい
・腰痛がひどい
・大転子が飛び出した
などの骨盤の周囲が安定しないような場合は骨盤ベルトを使い体を安定させるようにしておくと育児などもしやすくなると思いますので安定しない場合は骨盤ベルトを使用するのが良いのではないかと思います。
骨盤ベルトを巻く位置は?
図にある上前腸骨棘よりも下にまベルトをまくようにするのですが、上前腸骨棘という場所が骨盤の前面を触っていただくとポコッと飛び出ているところが左右同じ場所で簡単に触れると思いますので、その位置を確認してから巻くようにしていただけると良いかと思います。
ベルトに関しては動くとずれてしまうというお話が良く出るのですが、こればかりはどうにもなりませんのでどうしてもベルトを締めたい場合は適時位置を調整するようにしてください。
今回は産後の骨盤ベルトのお話でした。
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