【産後骨盤矯正と骨盤矯正の違いとは?】産後の骨盤施術を行っている整骨院が解説します!
こんにちは、ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
新潟県新潟市江南区で産後骨盤矯正や、整体をしていますぐり整骨院の院長石栗です。
今日は産後骨盤矯正と骨盤矯正の違いについて解説していきたいと思います。
骨盤矯正のイメージというと
・歪みを整える
・開いた骨盤をしめる
・ボキボキ矯正する
などのイメージをお持ちの方が多いのですがこれは両方の骨盤矯正がごちゃごちゃになってしまっています。これは産後骨盤矯正とうたいながら産後の骨盤の動きとは関係ない矯正をしているお店が多いためごちゃまぜになってしまっているのではないかと思います。
産後骨盤の開きとはなにか
産後の骨盤が開いてるというと下記の図を想像すると思いますが
これは実際に骨盤は➡方向には開いていません。
ではどの方向に動いているかというと両方の骨盤(腸骨)は図とは真逆
⇦向きに動きます、骨盤の中心方向真ん中にある仙骨という骨の方向に変位しています。
なぜこのような動きをしているかといいますと
出産時には骨盤の下部が開かないと出産時の産道が確保できませんので、妊娠中から骨盤の両側2つの骨(腸骨)が骨盤の中心側(仙骨)に変位していき、真ん中にある仙骨が出産時に前方に倒れこむことによって骨盤下部が開くような仕組みとなっているからです。
このような出産時の骨盤の動きをしっかりと把握して施術を行っていくのが産後骨盤矯正となります。
産後骨盤矯正とは何をするものなのか
産後骨盤矯正とは上述したとおり産後の骨盤のゆがみ(仙骨、腸骨)を矯正していくものになりますが、通常の骨盤矯正の左右の高さ(腸骨の高さ)を整えるわけではなく、産前の骨盤の位置に戻していく施術になります。
①産後1か月までは栄養、休養が必要な休息期間
②産後1~3ケ月は産後の骨盤の変位が元に戻っていく期間
③産後4~6カ月は産後の緩んだ靭帯や筋肉が元に戻っていく期間
として分けて施術を行っていくことが産後骨盤矯正では必要です。
①の期間は矯正や運動は基本的にしてはいけません
②の期間に入りましたら骨盤の位置が戻るのを手助けするように矯正していきます、この期間は下半身、腰回りの筋肉を調整して体を整えていきます、骨盤を機械でガシャガシャ矯正やボキボキ直接矯正するような期間ではありませんので強い力は不要です。
③以降の期間になり骨盤の変位が残っていたら初めて直接矯正を行っていきます。
通常の骨盤矯正とは
通常の骨盤矯正では左右の骨盤の高さ、骨盤のねじれ、足の長さを整える事が一般的です、この矯正は産前、産後関係なくできます。骨盤の左右の高さや、ねじれは日常生活のクセで簡単に出てきてしまいますのでいくら矯正を行っても普段の悪い癖を正さない限りすぐに歪んでしまいますので注意が必要です。
本当は産後の骨盤だけでなく全身が大事
産後骨盤矯正、骨盤矯正で骨盤を整えるのは大事です、でも一番大事なのは全身が整っている事!
骨盤を整えたのに上記のような状態になってしまっていては骨盤を整えた意味は全くありませんので全身が整っていることが一番大切です。
本日は産後骨盤矯正、骨盤矯正の違いについてでした。